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2010年03月03日(水)

[ダイエット]飲むだけで痩せる薬の危険

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抗肥満薬が次々開発されて、「飲むだけで痩せる薬」の話題が絶えませんが、日本では未発売の「メリディア(シブトラミン)」に心血管障害や心筋梗塞のリスクを高める可能性があることをアメリカFDAが報告しました。

これは以前から副作用として報告されていたことですが、メリディアの減量効果は、食欲を低下させる働きがあるセロトニンとノルエピネフリン(=ノルアドレナリン)の量を増やして食欲を抑制して満腹中枢を刺激しようというものです。
しかしノルエピネフリンには、交感神経を優位にして血圧上昇、心拍数上昇、緊張を高めるなどの作用もあり、もともと持病として心臓発作や不整脈がある人がのむと、心血管リスクを高めてしまうというものです。

そして「メリディア」と同様に脳の食欲中枢に働きかけて食欲を抑制して、代謝を高めるという「マジンドール」がありますが、こちらは副作用(口の渇き、うつ、不眠、動悸など多数)と3ヶ月以上続けて飲めないために、リバウンドを起こすことが多いので、最近はあまり処方されないようです。
というか、日本で最初になぜこの薬が認可されたのか、不思議なくらい・・・・。
このほかにも抗肥満薬には、脂肪の吸収を阻害する「ゼニカル」、コレステロールの吸収を阻害する「ゼチーア」。

どうも消化管で食べたものの吸収疎外をする薬よりも、脳の満腹中枢をコントロールする薬には、向精神薬としての働きがあるために依存性や常習性が疑われるようですね。私が愛して止まないドラマ『ドクターハウス』でも最初の診断の際に、患者が満腹中枢コントロール系の抗肥満薬の常習性がなかったかどうかをチェックするぐらいですから。

個人的には、運動と食習慣と心のケアがダイエットには大事だと思いますが、
BMI30以上の人が健康のために痩せる目的で、最初にスターターとして、勢いをつけるためなのであれば、コレステロールを選択的に阻害する「ゼチーア」が一番いいのかもしれないと思います。

まあ薬に頼らず、自力で痩せましょうね。

医療ジャーナリスト 宇山恵子
キーワード:
メディカル
食
ダイエット
体脂肪

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