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2010年09月06日(月)

[ダイエット]運動好きは遺伝する! ハツカネズミの研究で、肥満の遺伝子治療の可能性を開く

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米国では肥満は、もはや国民病でありBMI値が30%以上の肥満した成人が人口全体の25%を上回る州が50州のうち38州にもなっています(日本では成人人口の3%)。

肥満の原因は体質と過食と運動不足によるものですが、様々な研究から個人の性質として、まめに体を動かし消費カロリーが多いタイプの人と、ものぐさで体を動かすことが嫌いなために消費カロリーが少なくなり、どんどん悪循環で肥満してしまうタイプの人がいることがわかっています。

カリフォルニア大学リバーサイド校のTheodore Garland Jr教授らがProceedings of the Royal Society B 9月1日オンライン版に発表した研究で、運動好きと運動量は遺伝することが明らかになりました。

教授らは同じ性質のハツカネズミ224匹を8グループに分けました。最初の4グループは実験室の回し車を好んで走ろうとする自発的運動量が多いタイプ同士で、選択的交配を重ね43代目まで改良を重ねました。

残りの4グループは比較対象のためにそうした選択的交配をせず、ランダムに交配させることを繰り返しました。その結果、運動好き同士で交配を重ねたグループのハツカネズミはもう一方のグループのハツカネズミに比べて一日に回し車を2.5―3倍の回転数を自発的に走るようになっていました。

運動好きのグループには性差も出現し、メスはスピードが上がったことにより一日の運動量が増していましたが、オスではスピードも運動時間も増加していました。

こうした結果から、教授は運動性向が遺伝的なものであり、将来的には人間の運動性向を決定する遺伝子を見出して遺伝子治療を行うことで運動嫌いを自発的に活発に運動するように変えられれば肥満治療に道が開けるとしています。

医療ジャーナリスト 宇山恵子

Proceedings of the Royal Society B 9月1日オンライン版

キーワード:
肥満
運動
遺伝子

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