2010年08月30日(月)
[メンタル]恋愛と結婚はストレスホルモンの分泌を減少させる!

世の中の全ての人にとって当てはまるとは限りませんが、統計的に恋愛中のパートナーがいる人や結婚している人は、シングルの人に比べ、ストレス関連ホルモンの分泌量が少ないことが米国・シカゴ大学のDario Maestripieri教授らが Stress: The International Journal on the Biology of Stress9月号に発表した研究でわかりました。
教授らはUniversity of Chicago Booth School of BusinessのMBAコースに所属する学生501名(男性348人平均年齢29歳、女性153人平均年齢27歳、)を対象に実験調査を行ないました。調査対象者のうち男性の40%、女性の53%が既婚者か特定の恋愛関係にあるパートナーがいる人でした。実験は彼らにストレスを感じさせる(試験の成績と将来のキャリアに関係するものだと事前に教示があり参加者は本気にならざるを得ない)経済行動をテストするコンピューターゲームをさせ、その前後で唾液を採取し彼らのホルモンレベルの変化を調べるというものでした。
分析の結果、シングルの被験者(男女とも)の方がストレスレベルを示すコルチゾルの値が、既婚者よりも高いことがわかりました。また、シングルの男性被験者はテストステロン値が既婚男性より高水準でしたが、これは一夫一婦制の動物では共通で、父親的養育行動に入ったオスでは、テストステロン値が下がることを裏付けた結果でした。教授はこうした結果から、結婚には心理的なストレスによるコルチゾルの反応を弱める効果があるとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Stress: The International Journal on the Biology of Stress 9月号
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