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2010年08月21日(土)

[サイエンス]ストレス時の「flight-or-fight 逃走・闘争」反応プロセスに新たな発見!

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ストレス時に人間も含めて動物には「flight-or-fight=逃走・闘争反応(呼吸・心拍数の増加、血圧の上昇、発汗、瞳孔の拡大など)」が生じますが、米国・コロラド大学のCatherine Proenza准教授らがJournal of General Physiology 8月16日オンライン版に発表した研究で、心拍数の増減の際に心臓のペースメーカーの役割を果たしている洞房結節が、どのような機序で作用しているのかという疑問に新たな答えが出されました。
ストレス時のいわゆる逃走・闘争反応が生じているとき、心臓の洞房結節はその発火頻度を増すことで、心拍数と心拍出量を増加させ、特に骨格筋などの末梢組織に酸素と栄養をより多く供給します。この時の心拍数をコントロールしているのが主に、洞房結節のHCNチャネル(過分極誘発陽イオンチャネル・洞房結節で発見され細胞膜が過分極することに対応して開くイオンチャネル・心筋や神経細胞のペースメーカー機能を実現している)の働きなのか、細胞内カルシウム変動によるものなのかが研究者の議論の的とされてきました。
准教授らは今回の研究で、洞房結節細胞のHCNチャネルがプロテインキナーゼAという物質により調節されており、これが洞房結節細胞の発火頻度の増加に関与していることを発見しました。准教授らの今回の発見は洞房結節がどのようにして心拍数を調節しているのかという議論の解決に道筋をつけたものとされています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Journal of General Physiology 8月16日オンライン版

キーワード:
サイエンス
ストレス
筋肉
神経

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