2010年08月13日(金)
[サイエンス]犬の外観はほんの僅かな遺伝子で決定されている!

小さくてか細いチワワから、大きくてたくましいグレートデーン、足が早くてスマートなグレイハウンドなど、犬は人間が交配して犬種を作ったことから、その血統により容姿のバリエーションが豊富な動物です。
米国・カリフォルニア州スタンフォード大学のCarlos Bustamante教授らがPublic Library of Science-Biology 8月10日号に発表した研究で、犬は全ゲノムのわずか6または7箇所だけで、犬種による背丈や体重の差異の80%を説明できることがわかりました(教授によれば人間の場合は数百箇所が関係してる可能性があるそうです)。
教授らは80種の飼育されている犬と83種のオオカミ、コヨーテ、キツネなどのイヌ科の動物、飼育はされているが交配された犬種ではない10種のエジプト犬、合わせて915頭の60.968に及ぶSNPs(一塩基遺伝子多型)の遺伝子型を同定し、57の身体的特徴(表現型多様性)との関係を調べました。
その結果、犬の57の身体的特徴(表現型多様性)に関係するゲノムの51箇所が特定されました。そしてわずか6ないし7箇所で特徴の大部分が説明されうることが明らかになりました。教授は次は犬の行動特性が、特定のゲノム領域と結びついているかどうかを研究する予定であるとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Public Library of Science-Biology 8月10日号
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