2010年08月12日(木)
[メディカル]歯周病が認知機能を劇的に低下させる可能性あり!

米国・ニューヨーク大学歯学部Angela Kamer准教授らがスペイン・バルセロナで7月に開催されたIADR(国際歯科研究協会)2010年大会で発表した研究で、歯周組織炎を患っている人はそうでない人に比べて認知機能低下の可能性が高いことが明らかになりました。
准教授らはデンマークで実施されているデンマーク人の一定の決められた被験者男女の医学、心理学、口腔衛生データと社会的指標を長期に渡って継続的に調査したデータに基づき、152人の被験者の20年間のデータを分析しました。
データは被験者の50歳時点と70歳時点で比較されました。分析の結果、DSTと呼ばれる予め決められた数字とシンボルのペアをできるだけ素早く組み合わせるという成人の認知機能を測定するテストの得点を比較したところ、70歳時点で歯周組織炎を患っていた被験者はそうではない被験者に比べて著しく低下していました。
肥満、喫煙、歯周病以外での歯の喪失なども認知機能テストの低下と関係がありましたが、これらの被験者は、既に50歳時点で認知機能が低下しており歯周組織炎の人たちは50歳時点では低下していないのに70歳時点で著しく低下してしまったということが特筆されるということです。准教授らは、このデンマークのデータに基づき更にほかの生活習慣の違う国々などでも大規模に歯周組織炎と認知機能低下の関連を調査する計画があるということです。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
2404 Periodontal Inflammation and Cognitive Function in an Older-Adult Danish Population
Friday, July 16, 2010: 3 p.m. - 4:15 p.m.
Location: Exhibit Hall (CCIB)
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