2010年08月04日(水)
[ダイエット]肥満治療に効果的な治療薬コンボが出現!
米国・Louisiana State UniversityのFrank L. Greenway教授らはThe Lancet 7月30日付オンライン版に、肥満治療に効果的な治療薬の組み合わせセットの研究結果を発表しました。
教授らは1742人の被験者(女性1482人、男性260人、年齢18歳から65歳、BMI値30-45、ただし高血圧、脂質代謝異常は除外済み)を3グループに分け①徐放性ナルトレキソン(依存症治療薬)32mg、徐放性ブプロピオン(抗うつ、禁煙補助などで使用されています)360mg②徐放性ナルトレキソン16mg、徐放性ブプロピオン360mg③プラセボ(偽薬)を毎日56週間の間服薬させて効果を観察しました。また被験者たちは実験期間中も実験参加前から行われていたマイルドな低カロリー食による食事療法と軽い運動は継続していました。
その結果、ナルトレキソン32mg投与グループの被験者は平均6.1%の減量、16mg投与グループの被験者は平均5%の減量に成功したのに対しプラセボグループでは1.3%に過ぎませんでした。また投薬されていたグループの被験者は腹囲も小さくなり、インスリン抵抗性、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪、高感度C反応性蛋白などがプラセボグループよりも改善していました。教授らは今回の実験被験者の大半が女性だったことで、結果を一般化するには、更に男性も加えて実験する必要性があること、同時に行なっていた食事療法と運動療法との関係については更に研究が必要であるとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
The Lancet 7月30日オンライン版
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