2010年07月25日(日)
[ライフスタイル]プールの消毒剤は健康上の問題を引き起こす可能性も!?

米国・イリノイ大学のMichael Plewa教授らが、Environmental Science & Technology 5月1日号に発表した研究で、プールの消毒剤が、喘息や膀胱がんなどの健康上の問題の発生に関わっている可能性があることがわかりました。
感染症を予防するためにプールの水には何回も消毒剤が入れられ、さらにプールの水の中には虫や植物の腐植物質、利用する人々の汗、髪の毛、皮膚、更には尿、化粧品や日焼け止めなどが混ざり込んでいます。教授らによると元は同じ水道水ですが、種類の違う消毒剤を使用した実際に利用されている幾種類ものプールの水をサンプルとして分析しました。
その結果、全ての消毒剤入りのプールの水が、元々の水道水よりもゲノムDNA損傷を生じさせるような水の成分になっていました。人が入っているプールの水は上記のようなタンパク質、尿、化学物質など、窒素成分が多く、そうしたものが消毒剤と一緒に化学変化を起こし、人体の細胞に対して毒性を発揮することになり、遺伝子に変異を生じさせたり、呼吸器の病気の原因となったり、長期間連続してその水に浸かることにより、場合によっては遺伝毒性の結果としてがんになることも有りうると教授らはしています。
教授らは最も安全な消毒法として塩素単独よりも塩素と紫外線の組み合わせによるものを勧めており、臭素化剤は使用すべきでないとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Environmental Science & Technology 5月1日号
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