HBR ~知的・美的エイジングサロン~ ヘルス&ビューティー・レビュー
HBR会員アカウントをお持ちの方 ログインページへ アカウントをお持ちでない方はこちら

東日本大震災救援募金

  • HOME
  • ニュース
  • HBR研究室
  • 講座
  • 会員誌
  • キーワード事典
  • メンバーズラウンジ
HOME > ニュース > 薬物が止められなくなるのは大脳シナプスの可塑性が失われることが原因

RSS
ニュースの使い方はこちら HBRが、美と健康にまつわる最新情報をどこよりも早く皆様にお届けします。
<<  アメリカの高齢者が幸福なのは周囲の寛容さ...  |  時差ぼけがホルモン・コントロールで解消す...  >>

2010年07月03日(土)

[サイエンス]薬物が止められなくなるのは大脳シナプスの可塑性が失われることが原因

  • mixiチェック
  • Tweet


なぜある種の薬物だけが止められなくなってしまうのか、強迫的に薬物を求めてしまう薬物嗜癖の発症メカニズムについて、フランス・ボルドーにあるNeurocentre MagendieのPier Vincenzo Piazza博士とOlivier Manzoni博士の研究チームが、Science 6月25日号に発表した研究で明らかになりました。


Pier Vincenzo Piazza博士は2004年にコカインを使用してラットに人間と同様のコカイン嗜癖(中毒)が生じることを発見しましたが、今回のラットを使用した実験で快感、報酬、恐怖などに重要な役割を果たすとされている大脳の側坐核シナプスの可塑性が失われることで、嗜癖が生じることを発見しました。研究によると脳神経のシナプスには、長期抑圧と呼ばれる作用があり(長期抑圧は新たな記憶形成などに重要な働きをします)、コカイン嗜癖になってしまうラットは、コカインを長期間投与されることで、このシナプスの長期抑圧の可塑性が失われて、機能しなくなってしまうのだそうです。


博士によるとこのシナプスの長期抑圧が恒久的に失われることで、、コカイン使用行動が元に戻らないので、より強固になってしまい、強迫的な嗜癖行動へと駆り立てられていくのではないかということです。博士は今後の課題として嗜癖には至っていない薬物使用者の脳を研究することで嗜癖行動の治療に関する端緒が得られるのではないかとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Science 6月25日号 "Transition to Addiction is Associated with a Persistent Impairment in Synaptic Plasticity"

キーワード:
脳
薬

関連ニュース

2011年09月11日(日)
[ライフスタイル]ストレスゼロの状態は、逆に老化を促進する可能性もある
2012年01月11日(水)
[メディカル]暴力行為は脳のケガによって引き起こされることも多い!
2010年12月29日(水)
[メディカル]患者がプラセボ(偽薬)と知っていてもプラセボ効果は生じる!
2011年01月05日(水)
[メンタル]明るい朝の光が高齢者のうつを改善するかもしれない
2010年10月22日(金)
[メディカル]インフルエンザは初期症状が出たらすぐに病院へ!

新着ニュース

2012年02月03日(金)
[食]女性の食事のスピードは一緒に食事する人に影響されやすい!
2012年02月02日(木)
[ライフスタイル]ベビーフェイスは敵に信用されやすい!
2012年02月01日(水)
[ライフスタイル]ほとんどの米国人は身長を高めに体重を軽めに自己申告する!
2012年01月31日(火)
[食]【会員限定】“フードファディズム”とは?
2012年01月30日(月)
[食]ぶどう種子エキスが頭頸部がんに効果を持つ可能性あり!

関連コンテンツ

  • 

アセチルコリン

    DICTIONARY

    アセチルコリン

    身体を休め、リラックスさせる働きがある。心臓の鼓動をゆっくりにし、血管を拡張して血圧を下げる。また、消化液の分泌を活発にし、排便が促される。引用:HBR2010年6月号

    続きを読む

  • 

ピルを飲むと女性は記憶のスタイルが変化する!

    NEWS

    ピルを飲むと女性は記憶のスタイルが変化する!

    ある研究で、経口避妊薬を服用している女性は、記憶して想起する際の情報選択のスタイルが、そうした避妊薬を使用していない女性と、異なったパターンに変化することが明らかになりました。

    続きを読む

  • 

肥満は意志の弱さではなく脳細胞に原因!?

    NEWS

    肥満は意志の弱さではなく脳細胞に原因!?

    米国などでは肥満は意志の弱さを示すものとして、エリートやセレブでは禁物、さらに就職の際などにも印象を悪化させるマイナス要因とされているとも聞きますが、オーストラリア・メルボルン市Monash Universit...

    続きを読む

  • 

タバコを吸うと食欲が減るメカニズムが明らかに!

    NEWS

    タバコを吸うと食欲が減るメカニズムが明らかに!

    ある研究で、タバコを吸う人が痩せている原因でもあり、喫煙を止めると同時にしばしば食欲が増し、太ってしまう脳内神経メカニズムが明らかになりました。

    続きを読む

  • 

リバウンド現象(離脱症候群)

    DICTIONARY

    リバウンド現象(離脱症候群)

    長くステロイドを使ううちに、ステロイドをやめられなくなったり、やめたあと急速に症状が悪化する「リバウンド現象」。これは、副腎皮質の働きがステロイド使用によって休眠している状態で、ステロイドを急に減らしたりやめた...

    続きを読む

<<  アメリカの高齢者が幸福なのは周囲の寛容さ...  |  時差ぼけがホルモン・コントロールで解消す...  >>

ニュースカテゴリ一覧

  • メディカル
  • ダイエット
  • メンタル
  • ワークアウト
  • 食
  • スキンケア
  • ボディケア
  • ライフスタイル
  • サイエンス
全て表示する

アクセスランキング

1位 インフルエンザは初期症状が出たらすぐに病院へ!
2位 「風邪で熱がでたら、温かくして寝て汗をかくと治る」は間違い? 他
3位 乳幼児期の高いレベルの養育は30年後にまで好ましい影響を及ぼす!
4位 【会員限定】中村 格子 「知らないうちに大変身!魅せボディを作る簡単エクササイズ」
5位 お酒の飲み過ぎで記憶が飛ぶ脳神経メカニズムが解明された!

お得な入会キャンペーン

HBR in Twitter
HBRとは
無料会員誌見本お申し込みはこちら
取材で見えた業界裏話 お客様センターだより

注目のキーワード

  • スパイス
  • 性
  • ダイエット
  • コミュニケーション
  • 食
  • ライフスタイル
  • メンタル
  • BMI
  • サイエンス
  • 情報
  • HBR2011年12月号
  • メディカル
  • がん
  • 油食品
  • 血管
  • 心疾患
  • メイクアップ
  • アンチエイジング
  • 環境
  • 口腔
  • 子供
  • 美容医療
  • ボディケア
  • フェイスケア
  • 肥満
  • イベント
  • アレルギー
  • 代替医療
  • ストレス
  • ホルモン

お問い合わせ
HBRとは? 使い方ガイド よくある質問 プライバシーポリシー 会員規約 特定商取引法に基づく表示 サイトマップ

講談社

Copyright Kodansha Ltd. All rights reserved.