2010年06月29日(火)
[ボディケア]ジャーナル「Reproductive health matters」で、美容整形・ボディイメージについて特集

ロンドンで発行されているジャーナルReproductive health mattersの5月号が美容整形とボディ・イメージの特集号となっています。
このジャーナルの編集長であるMarge Berer 女史はThe International Consortium for Medical Abortion (ICMA)の議長でもあり、開発途上国の女性の健康を守るためにMedical Abortion(薬剤誘発性人工流産)の普及・啓発活動もされている方ですが、巻頭特集において過去10-15年の間に、生まれつきの顔や体を手術によって変えることが可能であり、かつ自分の望むように変えることができるという考え方が雪崩を打ったように広がっていることに警鐘を鳴らしています。
また手術のリスクや現実の失敗率などの情報が不足する中で、この「body-changing culture」が先進国、開発途上国を問わず拡大することで生じる問題も指摘し、さらにヨーロッパ・アフリカ諸国で女性保護のため女子割礼(女性器切除)の慣習が法律で禁止される一方で、女性器に対する美容整形が、何の規制もなく行われていることの矛盾も明らかにしています。
特集では女性が美容整形手術から得られる利益とリスクに関する情報を十分に与えられているかどうかはっきりしていない現状を指摘する研究、世界各国からの研究事例など様々な視点からの研究が掲載されています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Reproductive health matters 5月号
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