2010年06月25日(金)
[食]アンチエイジング・サプリメントは中年期で摂取するほうがより効果的!?
米国・フロリダ大学医学部のChristiaan Leeuwenburgh教授らが、5月11日のPLoS ONEに発表した研究で、アンチエイジング目的で摂取するサプリメントは、高齢になってから摂取するよりも、中年期に摂取する方が効果的なことがわかりました。
教授らは、生後21ヶ月(人間では50-65歳)と29ヶ月(65-80歳)のラットに、慢性疲労と筋力強化に役立つとされている市販のコエンザイムQ10、クレアチニン、朝鮮人参(いずれも抗酸化作用を持つといわれている成分)が調合されたサプリメントを6週間投与するグループと、しないグループに分けて、血中の成分と前脚の握力を検査しました。
その結果、サプリメントを投与した21ヶ月の中年ラットの握力が、投与しないラットに比べ改善し、細胞内のミトコンドリアの働きも強化されたのに対し、投与された29ヶ月の老年期のラットでは握力の改善もミトコンドリア機能の改善も見られませんでした。
また、サプリメントを投与された老年ラットは握力もミトコンドリア機能も改善してはいませんでしたが、酸化ストレスダメージは低下していたということです。
このラットの結果から教授は、細胞の老化が一定以上進んでしまうと、抗酸化物質を投与してもミトコンドリア機能が改善しなくなってしまい、実際の機能回復には効果が発揮されなくなってしまうことがわかったので、人間についても更に研究を進めたいとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
PLoS ONE 5月11日
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