2010年06月03日(木)
[メディカル]健康人の安静時心拍数の亢進は、心血管疾患の独立したリスク要因

アイルランド・ダブリン市のAdelaide Meath HospitalとフィンランドのNational Institute for Health and Welfareの共同研究チームが、American Heart Journal 4月号に発表した研究によると健康な人でも安静時心拍数が高い場合、心血管疾患リスクが高まっている可能性があるそうです。
研究チームはフィンランドの心疾患や高血圧などと無縁な健康な男女(調査対象者はトータルで男性10519人、女性11.334人、調査期間は対象者によって6年から27年)を対象に、長期に渡って採取された様々な健康データ(心拍数などの健康状態、運動の有無、喫煙なども含む)を分析しました。
その結果、毎分あたり15回心拍数が増加すると心血管疾患による死亡率が男性で1.24倍、女性で1.32倍ずつ増加していたということです。この数値は調査対象者の属性のうち、姓、年齢、総コレステロール値、運動の有無、血圧、BMI値、高密度リポ蛋白コレステロール値などの要因の影響を取り除いた数値です。
こうした結果から研究チームは安静時の心拍数が心血管疾患と段階的かつ強い相関関係を持ち、心拍数の多さは心血管疾患による死亡リスクと単独で関係し、かつ予測しうることが立証されたとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
American Heart Journal 4月号
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