2010年05月30日(日)
[ワークアウト]がん生存者のQOL向上にヨガが効果的

米国・ニューヨーク州ロチェスターのロチェスター大学メディカルセンターのKaren Mustian博士らが6月のASCO2010(全米臨床腫瘍学会)で発表する研究で、ヨガが、がん生存者の睡眠や疲労などQOL向上に役立つことが明らかになりました。がん生存者の多くは睡眠障害や慢性的な疲労感などに悩まされていることが多いでのですが、ヨガをすることで改善が見られたということです。
博士らはがんと診断され治療を受け、さらにその後の補助療法(化学療法、ホルモン療法など)を終えて、2ヶ月から24ヶ月たった睡眠障害を訴えているがん生存者を対象にヨガ療法を実施しました。対象となったがん生存者は2グループに分けられました。一つは通常の診療を受け、もう一つのグループは通常の診療に加えて一週間に2回75分間を4週間継続するヨガのセッションに参加しました。ヨガのプログラムはがん生存者に対応して創られた呼吸法とストレッチを中心としたあまり負荷のかからないものでした。4週間後、ヨガグループのがん生存者のうち22%が睡眠状態が改善し、42%が疲労感が改善したと答えたのに対し、通常診療グループではそれぞれ12%(睡眠)、12%(疲労感)で、統計的にも明らかに有意にヨガの効果が認められたということです。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
ASCO2010(全米臨床腫瘍学会)Annual Meeting Abstracts No: 9013
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