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2010年05月29日(土)

[メディカル]中年のお腹の脂肪は認知症への大きな危険信号

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米国・ボストン大学のStephanie Debette博士らがAnnals of Neurology 5月20日のオンライン版に発表した研究によると、中年期にお腹の脂肪、内臓脂肪が多い人は将来的に認知症のリスクが高いのだそうです。

博士らは733人の平均60歳の被験者を対象に身体に関してはBMI値、ウェストサイズ、ウェスト・ヒップ比、CTで測定した腹部脂肪量、脳に関してはMRIを使用して計測した脳全体の体積(total brain volume)、大脳の側脳室の下角の体積(temporal horn volume)、白質高信号体積(hite matter hyperintensity volume)、脳梗塞を調査しました。その結果、BMI値が多いほど脳の体積が小さくなるという反比例の相関関係が見いだされました。詳しく見ると腹部の内臓脂肪が多いほど脳全体の体積が小さくなっているという負の相関があることがはっきりしたということで、いわゆる中心性肥満、腹部肥満(リンゴ型肥満)にみられる内臓脂肪の増加と、脳が小さくなることで生じる将来の認知症の発症に高い相関関係があることが分かったということだそうです。

この結果を受けて博士らは内臓脂肪のコントロールが将来的に痴呆を予防するための有望な対策になる可能性があるとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子

Annals of Neurology 5月20日 オンライン版

キーワード:
脳
認知機能
肥満
BMI

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