2010年05月24日(月)
[食]高齢者に向けて新たなビタミンD推奨摂取量が発表

国際骨粗鬆症基金(The International Osteoporosis Foundation 略してIOF)は4月27日付のOsteoporosis International に、高齢者のビタミンDの新しい推奨摂取基準量を発表しました。
ビタミンDは骨と筋肉の生成に重要な物質であり、高齢者の骨の強さを維持することで転倒や骨粗鬆症による骨折を予防するためにも重要といわれています。新しい基準によると、必要とされる平均的ビタミンDは血中25ヒドロキシビタミンD(25-OH-D)では30ng/mlで、摂取量としては20 to 25 µg/日 (800 to 1000 IU/日)。血中25ヒドロキシビタミンD(25-OH-D)は血液中のビタミンD代謝物の中で最も濃度が高く、ビタミン補充状態をよく反映するため、体内ビタミンD レベルの指標となっています。
肥満、骨粗鬆症、施設に収容されているなどの屋外にいて日光に当たる機会の少ない人、吸収の悪い人などは50µg/日(2000IU/日)。基準値を出した研究チームのリーダーである米国・Tufts UniversityのBess Dawson-Hughes教授は、この基準は比較的簡単に実行できる公衆衛生上の尺度であり骨粗鬆症による骨折予防に大きな効果を持つはずだとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Osteoporosis International Published online: 27 April 2010
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