2012年02月23日(木)
【ライフスタイル】幼児期にパズル遊びを好む子供は算数的な能力に繋がる空間認知能力の発達が良くなる!

子育て経験のある方なら、幼児用の簡単なジグゾーパズルや、立体的なパズルがあることはご存知だと思います。子供の性質で、こうしたパズル遊びを好む子供もいれば、自動車や人形など、もっと刺激的なおもちゃで遊ぶことを好む子供もいます。
米国・シカゴ大学のSusan Levine教授らが、Developmental psychology 2012年2月号に発表した研究で、2歳から3歳にかけてパズル遊びを好む子供は、一般に幼稚園に入園する時期である4歳半ごろに、既に空間認知能力などの発達が、他の子供に比べて良いことが明らかになりました。
教授らは将来の数学的能力に繋がるとされる立体空間を構成する能力(例えば積み木で何かを組み立てる、立体パズルを解く、大きな積み木で迷路や建物を作るなど)に関して、能力の個人差が、幼稚園入園頃までには見られるようになることが知られていることから、こうした個人差に繋がるより、より早期の幼児期の経験を明らかにするため、53組の母子を対象に生後26ヶ月から46ヶ月までの間に、4ヶ月おきに合計6回、毎回90分間いつものように、家庭で母子が遊ぶ様子をビデオに撮影し、遊びの内容を詳しく分析しました。
その後、子供たちが54ヶ月(4歳6ヶ月)になった時点で、彼らに頭の中で平面図形を変形させる課題を含む空間図形完成課題が実施されました。
3歳までの遊びと、4歳6ヶ月の空間図形完成課題の結果を詳しく分析した結果、両親の学歴、収入など子供の発達に影響を与える要因を除いた上で、パズル遊びをしていた子供は、そうでない子供より空間図形完成課題の結果が良く、さらにパズル遊びの頻度が多いほど、変形課題の成績が、好結果であることも明らかになりました。
教授らは今後さらにパズル遊びのときに、母親とのやり取りで発せられる空間や図形の概念に関する言葉が、空間課題遂行能力を高めている可能性などについて、研究を進めたいとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Developmental psychology 2012年2月号
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