2010年04月23日(金)
【メディカル】臨死体験は、血中の二酸化炭素濃度が関係

臨死体験は走馬灯のように人生を振り返った映像が見えたりしたこと、この上もない幸福感に満ち溢れた感覚につつまれる経験、はっきりと神秘的な存在とで合ったことなどで語られていますが、スロベニアの University of Mariborの研究チームがCritical Care 4月8日online版に発表した研究によると、臨死体験は血中の二酸化炭素濃度の上昇によって引き起こされる可能性が高いということです。
研究チームは心停止状態でスロベニアの病院に運び込まれ、一命を取り留めて蘇生した52人の患者(平均年齢53歳)を対照に臨死体験の有無を調査しました。
その結果11人から臨死体験があったと報告されました。患者を調査・分析した結果、臨死体験の有無を分けた決定的な違いは、臨死体験を報告した患者の心停止から蘇生に至る間の血中二酸化炭素濃度が、臨死体験を経験しなかった患者よりも高かったことにありました。
性別や宗教、患者の年齢、教育、死に対する恐怖の度合い、蘇生までの時間、使用した薬品などの影響は、臨死体験の有無と関係なかったそうです。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Critical Care 4月8日online版
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