2010年04月18日(日)
[ワークアウト]体を動かすことへの無意識的・潜在的な意識が健康に影響

肥満が社会問題となっているアメリカでは、保健福祉省が健康のために一週簡に合計150分の有酸素運動を国民に勧めていますが、実践できている人は少ないようです。
ペンシルベニア州立大学のDavid Conroy准教授らがAnnals of Behavioral Medicine4月号に発表した研究によると、その人が何気なく無意識のうち選択する活動パターン、体を動かすことへの潜在的な志向性が、意図的に何か運動を行なわなくてはいけない時にも(例えば健康のために毎日ウォーキングすることを続けることなど)、大きく影響しているとのことです。
准教授たちは201人の学生を対象に、彼らの運動することに対する無意識的・潜在的な心理を調べる、コンピューターを使ったテストを実施しました。その後、質問紙を使って運動することへの意識を調査し、一人一人の一週間の目標運動量を決め、彼らに万歩計をつけて、それぞれの活動量を測りました。
その結果、運動に潜在的に積極的な態度を持つ者は、意図せずに、より運動量の多い方法(近い階ではエレベーターより階段を選ぶなど)を選択しており、その人の運動に対する潜在的態度で、運動量が予測できることがわかりました。准教授は健康のために運動することを、成功裏に社会に普及推進するためには、人々の潜在的な運動への意識に、適切に対応していく必要があるとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Annals of Behavioral Medicine 2010.4月号
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