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2010年04月11日(日)
[メディカル]脂質が結核発症への端緒

3月28日英国・エディンバラで開催されたSociety for General Microbiology's spring meeting でアメリカ・コーネル大学のDavid Russell教授が発表した研究で、これまで謎とされてきた結核菌が、発病へと至るプロセスの引き金に、脂質が関与していることが分かりました。
研究によると体内に潜伏する結核菌が結核発病へと進んでいく端緒は、保菌者の脂肪代謝を結核菌が乗っ取ることにあるそうです。
結核菌はマクロファージを刺激して、fat droplets(脂質滴)に蓄積し、細胞を泡状態にします。この変異した潜在する結核菌が、活性化する引き金になっているのだそうです。
最初結核に感染すると感染した体内の免疫細胞が寄り集まり、肺で免疫システムに負けない強固な結節となっていき、体内で何年も頑強に潜伏します。
教授によれば泡状に変異した脂質が、周囲の細胞環境の中に排出され、そのことが結節の崩壊に寄与しているのではないかとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Professor David Russell, speaking at the Society for General Microbiology's spring meeting in Edinburgh
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