2011年05月08日(日)
【ライフスタイル】「寝る子は育つ」ことが科学的に解明された!

米国・ジョージア州アトランタ市エモリー大学のSamuel C. Dobbs教授らがSleep 2011年5月1日号に発表した研究で、乳幼児は睡眠時に身長が伸びており、1日のトータルの睡眠時間および睡眠回数と身長の伸びが、正の相関を示していて、古くから伝わる「寝る子は育つ」という格言は、科学的にも正しいことが明らかになりました。
教授らは生後4ヶ月目から17ヶ月目までの、23人の乳児(男児9名女児14名)を対象に、その毎日の睡眠回数と、それぞれの睡眠時間を記録し、かつ身長を測定し、記録したデータを分析しました(データの合計は23人合わせて5798日分)。
データは母親が毎回の眠っている時間と、起床している時間を日誌として記録しているため、睡眠持続時間、トータルの睡眠時間、トータルの睡眠回数が、記録されていました。
データを分析した結果、トータルの睡眠時間と睡眠回数が身長の伸びと、正の相関を示しており、またトータルの睡眠時間が、より長いことが体重、体脂肪のその後の増加を予測することもわかりました。
さらにデータを細かく分析したところ、男児と女児では違いがあり、男児では女児よりも1回の睡眠持続時間が長いほど成長が良く、女児では反対に睡眠回数が多いほど成長が良いこともわかりました。
教授らによれば、男児のほうが女児よりも1回の睡眠持続時間が短く1日の睡眠回数が多い傾向がありましたが、乳児の性別と母乳か人工栄養の違いによって、1日トータルの睡眠時間に差はありませんでした。ただし母乳の場合、1回の睡眠持続時間が短く、1日の睡眠回数が多い傾向があったということです。
教授らは、睡眠持続時間が短く頻回な場合は育てる両親にとっては大変かもしれないが、トータルの睡眠時間が長ければ、より成長するということなので、不規則な睡眠も乳児にとっては正常な発達の一部であることを理解して欲しいとしています。
医療ジャーナリスト 宇山恵子
Sleep 2011年5月1日号
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